日本画

追憶
「追憶」  100.0×100.0 2010年
第65回春の院展 初入選


西武秩父線高麗駅近くの製材所跡に取材しました。
正面のトタン塀の向こうが国道で、
道路拡張計画のため、長い間放置されていたようで、
すっかり気に入り、何回か通いました。
12月の寒い朝、夜明け前から取材したこともありました。
年が明け、描く途中のイメージ確認のため、
再度訪れると、ブルトーザーが1台あるだけで建物は無く、
あのドラム缶で廃材が燃やされ、作業の人が囲んで暖をとっていました。
駅のホームで、呆然として、しばらく立ち尽くしていたのを思い出します。